夏日山中。李白気分。

懶搖白羽扇         白羽扇を搖(うご)かすに懶(ものう)
裸袒青林中         裸袒す 青林の中
脱巾掛石壁         巾を脱ぎて 石壁に掛け
露頂灑松風         頂を露わして 松風に灑ぐ 
 
李白(りはく)701年 - 762年 中国の盛唐の時代の詩人。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
今回は私、客室係を担当しております山口が湯布院の
『絶景』をご紹介したいと思います。
 
『夏日山中』は李白の代表的な漢詩でご存知の方も
沢山いらっしゃるかと思われます。
 
(現代語訳)
白い羽の扇で扇ぐのも面倒になった。
青葉の茂る林の中で肩肌脱ぎ。
頭巾を脱いで岩に掛ける。
頭をさらして涼しい松風に吹かれる。
 
林や森の中で涼やかに楽しむ、そんな情景が目に浮かぶような詩ですよね。
そんな場所がここ湯布院の森には沢山あります。
 
今回、私がお薦めする所は地元の人もあまり知らない穴場のビュースポットです。
場所は湯布院町内から車で約5分。ひっそりと佇む
小さなお堂。
目立たない所なので地元の人も気付かず車ならサッと通りすぎてしまうでしょう。
側には『由布観音』と古びた看板があり、
お堂の中には穏やかなお顔をした観音様が静かに
座っています。
 
私はここから眺める湯布院がとても好きです。
この景色を見て「こんな所に住んでみたいなぁ」と
最初に思った場所でもあります。
ことある毎にこの場所に訪れては観音様に色々と願い事をしてきました。
今のところ全て成就されていると思うので
ひょっとすると隠れパワースポット?なのかもしれません。
 
雄大な由布岳と緑豊かな森。澄んだ心地よい風。
緩やかに立ち上る湯けむり。遠くで小さく聞こえる鳥の声。まるで湯布院の良い所全てが集められたようなそんな場所です。
李白もここに訪れていなたらば夏日山中のような詩を残したかもしれませんね。
 
お時間があれば是非一度、足を運んでみてください。
「李白気分?」になれるかも?
行けばきっと気に入って頂けるかと思います。
 
 今は梅雨時期で1週間以上『雨のち曇り』が続いています。
残念ながら、このブログが掲載されるまで
絶景写真をお届け出来ませんでした。
梅雨が明け天気が良い日に、ご自身の目でその絶景を
ご覧下さい。

 
長くなりましたが、絶景紹介はこれくらいに
しておきたいと思います。
これから本格的な夏が始まり暑くなるかと思います。くれぐれもお身体にはお気を付けくださいませ。
 
次回は、お客様のためにいつも美味しい料理を
一生懸命に作っている厨房の伊藤さんが
旬の情報をお届けします。        おたのしみに!!

可愛いお客様。

150504_0848~01.JPG
宮尾から紹介頂きました施設管理の後藤伸一です。

さて、今回は可愛いお客様をご紹介いたします。ひよどりの「ひよ」です。少し(いや、かなり)食いしん坊でオレンジが大好きです。冬から春にかけて私達、施設管理の待機所にやってきます。食べやすいサイズに千切ったオレンジを右手に「ひよ!ひよ!」と、呼んでやるとそれに応えるように「バサバサ」っと羽音を立ててすぐ目の前の枝の上にチョコンと止まり熱い視線でオレンジをじっと見つめています。オレンジを空高く放り投げると、見事なダイレクトキャッチ!!思わず拍手喝采してしまうほどです。しかし残念ながら今は繁殖期の真っ最中。なかなか姿を現してくれません。再び、冬になりオレンジをねだりに来てくれるのを楽しみにしています。

次回はサービス係の山口和彦がお届けいたします。

東京見物

荒木から紹介頂きました、厨房の宮尾尭幸です!!

プライベート話になりますが、先日私はスカイツリーに行って来ました。完成から3年たった今でも平日にもかかわらず上るのに30分待ちの長蛇の列…いざチケットを買って「さぁ!」と思いきや高速エレベーターのまえでまた行列、、仕方ないとは思いましたがここまでとは………

周りのお客様の半分以上を占める外国人!やはり世界一というスカイツリー!人気は当分消えないでしょう!!

私が今勤めている湯布院も人気が高い日本の観光地です。これからももっとたくさんのお客様に来て頂き、感動。また来たい!という気持ちにさせるような料理を出せるよう精進していきたいと思います!

次回は施設管理の後藤 伸一がお届けします。


「雨」


こんにちは。Tan’s barの荒木です。
九州も梅雨入りし、本格的に雨の季節となってまいりました。
長雨は何かと憂鬱になりがちですがTan’s barから見える木々の鮮やかな
緑のコントラストを見ながら、
コーヒーを淹れていると割と悪くないと思えます。
実はTan’s barの飲料水は地下から汲み上げている、由布岳の伏流水を
使っています。まろやかな甘みのある軟水です。
それで淹れるコーヒーは素直な舌触りと香りの優しい味になります。
雨の恵みを受けているのは木々だけではないと、感じる今日この頃です。足取りが重くなりがちな季節ですが
是非、山荘にお越し頂きコーヒーを飲みながら、雨を感じて居ると
「割と悪くない」と思って頂けるのでは…。

次回は厨房担当の宮尾尭幸がお届け致します。

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無量塔

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