artegio
洋菓子事業部の志津野と申します。
今回から洋菓子のスタッフがブログで情報をお届けしていきます。
初めは、アルテジオの紹介をしていきたいと思います。
アルテジオの美術館は音楽にまつわるアートを展示しています。
音楽と美術 —眼と耳—はもともと親しい関係にあり相互に触発し合いながら
多くの作品が生み出されてきました。
人間は、眼と耳がほぼ同じ位置にあります。これは決して偶然ではなく、
もし神というものがいるとすれば、神がそのように造ったのです。眼と耳。
フランシス・ポンジュの言葉に、「眼と耳のこの狭い隔たりのなかに世界の
すべてがある。」という言葉がありますが、音を聴く時 — たぶん私は
視覚的な人間だからでしょうが — 視覚がいつも伴ってきます。そして
また、眼で見た場合、それが聴覚に作用する。しかもそれは別々のことでは
なく、常に互いに相乗してイマジネーションを活力あるものにしていると
思うのです。人間には、眼と耳の関係はたいへん密接だろうと思います。
(武満徹『夢と数』から)
「アルテジオ」には、小品ながらジョン。ケージ、マン・レイといった、
眼と耳を自由に横断した画家たちの作品が美しい音楽と共に展示され、館内には
関連の図書を揃えた読書室も用意されています。ティールーム【thetheo(テテオ)】、
チョコレートショップ【theomurata(テオムラタ)】も併設されており、「山荘 無量塔」
を中心にその全てを回遊する事が出来ます。
ここはA( ART)、B(BOOK)、C( CHANT=歌、音楽)、D( DINING)を楽しみ
味わうことが出来る場所。けれど本当の逸楽は訪れる方々ひとりひとりが、美しいもの、
美味しいもの、静けさを束ね紡ぎあげ、自らの力でもう一つの何か作り見いだす所に
あると思います。
皆様、由布院へお越しの際はどうぞお立ち寄り下さいませ。
楽しくゆったりと流れる豊かな時間をお過ごし下さい。
次回は、B-speakの太田がお届けします。
- 2014.03.25 Tuesday
- artegio
- 12:00
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- by murata-voice